著者のコラム一覧
吉川英梨作家

1977年、埼玉県生まれ。警察小説のシリーズ作品を多く執筆。著書に「警視庁53教場」「十三階」各シリーズほか、「海蝶」「雨に消えた向日葵」など多数。

<75>彩子がホームに降り立つなり大笑い

公開日: 更新日:
イラスト・西川真以子

 特急まいづるがJR京都駅に到着した。

 桃地は彩子の手を恭しく取り、駅のホームに導く。

「なにそのオチ……!」

 彩子はホームに降り立つなり大笑いする。

 特急電車で京都駅に出てくる道中で、遠泳訓練の顛末を話して聞かせていた。望月の完泳を聞くや彩子は目を… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り994文字/全文1,135文字)

【連載】海の教場

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択