「高校生と考える 新時代の争点21」桐光学園中学校・高等学校編著

公開日: 更新日:

 トランプ前米国大統領が「フェイクニュース」という言葉を連発してから、日本の政治家も批判的報道に「フェイクニュースだ」と主張するようになった。そして、インターネットが登場して政府などが情報をコントロールすることが難しくなってきている。 

 東京オリンピックでも「この人物の起用は不適切である」という意見が炎上して、開閉会式の担当者が相次いで交代する事態に。コントロール不能な情報に振り回されることを防ぐためには、その情報が意味していることと、文脈を把握する必要がある。

 他に、郵便不正事件で無罪となった村木厚子・元厚労事務次官ら、21人が現代社会の問題を論ずる。

(左右社 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑