「駆ける2」稲田幸久著

公開日: 更新日:

 吉川元春は尼子軍に落とされた鳥取城を奪還するため、因幡に向かった。吉川軍の騎馬遊撃隊を率いるのは近松小六。吉川軍は鶴翼の陣を敷いて尼子軍を袋のねずみにする作戦を取ったが尼子軍から小さな集団が抜け出して吉川軍の左翼に突進した。先頭を駆けるのは金色の馬に乗った山中鹿之助幸盛。香川春継は「大将が先頭を駆けるか」と、幸盛の覚悟に驚く。さらに尼子軍の鉄砲隊が一斉射撃を始めた。元春はここまでだとつぶやくが、そのとき、地響きを立てて小六率いる遊撃隊が現れた。遊撃隊は尼子騎馬隊を蹴散らし、退却する尼子軍を追撃する。小六の遊撃隊は今や吉川軍最強の部隊だった。戦いが終わったあと、香川春継はおかしいと思った。幸盛はわざと負けたのではないか。

 毛利対尼子の熾烈な戦いを描く時代小説。

(角川春樹事務所 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?