著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(11)義弟が手を伸ばし下腹をさぐる

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

 綾瀬は冷めた声だ。

「私がお風呂に入っていると、その子が入って来たの」

 その日、亮は夕方まで帰って来ないはずだった。亮はサッカーの試合があった。彼は少年サッカーチームの名ゴールキーパーだった。

 いつもは安全のために入浴時間は家族のいる夜にしている。今日は亮… 

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【連載】金鳳花のフール

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