「日本のカルトと自民党」橋爪大三郎著

公開日: 更新日:

「日本のカルトと自民党」橋爪大三郎著

 安倍元首相の銃撃事件によって、自民党と旧統一教会の深い関係が明らかになった。しかし、自民党に影響力を持つ宗教勢力は、旧統一教会だけではないと宗教社会学者の著者は指摘する。

 本書は、そもそもカルトとは何か、という基本を解説。その上で、自民党とカルトの関係に迫り、日本をむしばみつつあるその実態を明らかにする警世の書。

 安倍元首相があれほど憲法改正に執着していたのはなぜか。自民党の憲法改正案は、宗教団体「生長の家」をルーツにもつ日本会議が作成した憲法改正案とそっくりだという。日本会議の本質は、各宗教団体を束ねる集票組織だと著者は指摘する。

 さらに旧統一教会の信仰の実態や行動様式を分析。自民党と深いつながりを保ってきた背景とその目的を考察する。 (集英社 1276円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”