「幸齢者」和田秀樹著

公開日: 更新日:

「幸齢者」和田秀樹著

 セカンドライフに入ったら、社会常識に縛られなくなるはずだが、現実には高齢者の多くは相変わらず人目を気にしながら過ごしている。

 健康を考え食べたいものを我慢したり、老後資金を過度に心配して倹約に努めるなど、我慢も生活全般に及ぶ。著者は、そんな人たちに70代になったら、むしろ奔放に自由に生きたほうがいいと「マインドリセット」を勧める。

 高齢者になったからと自分に我慢を強いることなく奔放に生きれば、前頭葉が衰えるスピードを遅らせることができるという。70歳を越えても楽しく充実した暮らしを送り、毎日幸せを感じる「幸齢者」になるには「勝ち負けで考えない」「いまを楽しむ」「人目を気にしない」などのマインドリセットが必要。その実践法を説いた生き方読本。

(プレジデント社 1210円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  2. 2

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功が休養でテレビ業界大激震…キー局編成関係者「いずれ番組の打ち切り話が出てくる」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  1. 6

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 8

    【動画あり】イケイケ国民民主党に“パワハラ問題”噴出!女性衆院議員からの罵倒叱責で体調不良に…4人も離党の異常事態

  4. 9

    “現代の遊女”吉原のソープ嬢はNHK大河ドラマ『べらぼう』をどう見ている? 地元は特需に沸く

  5. 10

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ