「幸齢者」和田秀樹著

公開日: 更新日:

「幸齢者」和田秀樹著

 セカンドライフに入ったら、社会常識に縛られなくなるはずだが、現実には高齢者の多くは相変わらず人目を気にしながら過ごしている。

 健康を考え食べたいものを我慢したり、老後資金を過度に心配して倹約に努めるなど、我慢も生活全般に及ぶ。著者は、そんな人たちに70代になったら、むしろ奔放に自由に生きたほうがいいと「マインドリセット」を勧める。

 高齢者になったからと自分に我慢を強いることなく奔放に生きれば、前頭葉が衰えるスピードを遅らせることができるという。70歳を越えても楽しく充実した暮らしを送り、毎日幸せを感じる「幸齢者」になるには「勝ち負けで考えない」「いまを楽しむ」「人目を気にしない」などのマインドリセットが必要。その実践法を説いた生き方読本。

(プレジデント社 1210円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった