「幸齢者」和田秀樹著

公開日: 更新日:

「幸齢者」和田秀樹著

 セカンドライフに入ったら、社会常識に縛られなくなるはずだが、現実には高齢者の多くは相変わらず人目を気にしながら過ごしている。

 健康を考え食べたいものを我慢したり、老後資金を過度に心配して倹約に努めるなど、我慢も生活全般に及ぶ。著者は、そんな人たちに70代になったら、むしろ奔放に自由に生きたほうがいいと「マインドリセット」を勧める。

 高齢者になったからと自分に我慢を強いることなく奔放に生きれば、前頭葉が衰えるスピードを遅らせることができるという。70歳を越えても楽しく充実した暮らしを送り、毎日幸せを感じる「幸齢者」になるには「勝ち負けで考えない」「いまを楽しむ」「人目を気にしない」などのマインドリセットが必要。その実践法を説いた生き方読本。

(プレジデント社 1210円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  2. 2

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  4. 4

    橋本環奈『おむすび』はNHK朝ドラ視聴率ワーストほぼ確定…“パワハラ疑惑報道”が致命傷に

  5. 5

    中居正広氏は37年で築いた資産喪失の瀬戸際…不動産複数所有で倹約家も「違約金+α」の脅威

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    日本代表FW古橋亨梧の新天地は仏1部レンヌに!それでも森保ジャパン復帰が絶望的なワケ

  3. 8

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  4. 9

    石丸伸二陣営に都知事選での公選法違反疑惑…矢面に立たされた渦中の「T氏」の正体と釈明

  5. 10

    橋本環奈「おむすび」浮上の足を引っ張るギャル衣装のダサさ…「カムカム」「ばけばけ」も逆風に