「70歳の正解」和田秀樹著

公開日: 更新日:

 老年精神科医の著者によると、本格的な老いの関門である「80歳の壁」を乗り越え、健康寿命をさらに延ばしていくためには、60代から70代にかけての生き方が重要だという。60~70代にかけての生き方は、認知症の発症にも大きく関わっているそうだ。

 人生100年として、80歳からの最後の20年を輝かせるために、その前の20年をどう生きたら良いかを説いた健康指南書。

 良質の植物性タンパク質が効果的にとれる「納豆」の効能にはじまり、悪役視されがちなコレステロールの大切さ、著者自身も実践する週にふたつ、年間100回の初体験チャレンジなど。日常の生活習慣の見直しから脳の鍛え方や夫婦関係、老後の資金問題まで。老いを遅らせる心得・準備を具体的に紹介。

(幻冬舎 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発