「情景の殺人者」森博嗣著

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「情景の殺人者」森博嗣著

 探偵事務所の所長・小川は、同業の鷹知に紹介された女優・朱美から、同棲する男優・福森の浮気の証拠をつかんでほしいと依頼される。浮気相手も分かっており、演出家・栂原の年下の妻で女優の沙保里だという。一方で小川は鷹知から警察が栂原を殺人容疑で内偵しているようだと聞く。

 12年前、資産家だった彼の前妻が長野の別荘近くで事件に巻き込まれ死亡。現場には雪が降り積もり、被害者の血で雪が赤く染まっていたという。栂原にはアリバイがあったが、彼が監督した映画に事件現場と同じようなシーンがあるらしい。さらに同様の事件が各地で起きており、いずれも未解決だという。調査に着手した小川に刑事の牛田が接触してくる。

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