「情景の殺人者」森博嗣著

公開日: 更新日:

「情景の殺人者」森博嗣著

 探偵事務所の所長・小川は、同業の鷹知に紹介された女優・朱美から、同棲する男優・福森の浮気の証拠をつかんでほしいと依頼される。浮気相手も分かっており、演出家・栂原の年下の妻で女優の沙保里だという。一方で小川は鷹知から警察が栂原を殺人容疑で内偵しているようだと聞く。

 12年前、資産家だった彼の前妻が長野の別荘近くで事件に巻き込まれ死亡。現場には雪が降り積もり、被害者の血で雪が赤く染まっていたという。栂原にはアリバイがあったが、彼が監督した映画に事件現場と同じようなシーンがあるらしい。さらに同様の事件が各地で起きており、いずれも未解決だという。調査に着手した小川に刑事の牛田が接触してくる。

 人気「XXシリーズ」最新刊。 (講談社 1320円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発