「男と女」唯川恵著

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「男と女」唯川恵著

 36~74歳の未婚、既婚、離婚経験者の大人の女性12人がそれぞれの恋愛を語る聞き語り集。

 47歳の由宇さんは、28歳で学生時代から交際していた男性と結婚。35歳から子づくりに取り組むが恵まれず、40歳からは仕事も辞め、妊活一筋に励むが45歳で閉経。以来、夫とのセックスもなくなり、自分もこのまま卒業だと思っていた。だが、再会した元同僚と不倫関係になり、それが今も続いているという。彼女はそれを恋だというが、著者は不倫はすることよりもバレてからが本番だと、その行く末を案じる。

 自分を「恋愛体質」だと言ってはばからず、友人の恋人を略奪し続けてきた44歳の女性や、人生の最優先事項がお金の38歳のバツ3女性など、さまざまな女性の恋愛体験とその恋愛観に迫る。

(新潮社 924円)

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