「笠置シヅ子信念の人生」柏耕一著

公開日: 更新日:

「笠置シヅ子信念の人生」柏耕一著

 1945年、OSK(大阪松竹歌劇団)のトップスターだった31歳の笠置シヅ子には、9歳年下の恋人がいた。吉本興業の創業者、吉本せいの次男で、当時、早稲田大学の学生だった穎右(えいすけ)である。

 穎右は大学を中退し、吉本興業に入社。妊娠中のシヅ子は出産後、入籍するつもりだったが、穎右が結核で急死する。シヅ子は引退するわけにいかなくなり、仕事を続けるしかない。

 当時、売れっ子の作曲家だった服部良一の曲を歌うことになった。服部はシヅ子の苦しみを吹っ飛ばす明るいリズムの曲をと考え、頭に浮かんだのが「東京ブギウギ」だった。

「ブギの女王」と呼ばれた笠置シヅ子のドラマチックな人生を描く。

(河出書房新社 1562円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトバンク山川穂高が“戦力外”へ崖っぷち…3カ月ぶり復帰即スタメンは「最後通告」

  2. 2

    ある「アイドル史に残る脱退劇」小瀧望&藤井流星…WEST.ファンから異例の反響 “救い”と称賛されるわけ

  3. 3

    キンタロー。は慎重にものまねしたにもかかわらず、袋叩きに遭った

  4. 4

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  5. 5

    青学大の4年間は「ひたすら駅伝を目指す」だけじゃない 今夏は初の海外合宿に踏み切った

  1. 6

    「橋上代行昇格は絶対ない」 巨人来季監督に浮上する松井秀喜氏、高橋由伸氏に次ぐ「第3の男」

  2. 7

    佐々木朗希の最悪すぎる“退団劇”…ロッテから優秀スタッフ3人を引き抜き、大顰蹙を買っていた

  3. 8

    井伊直政(2)「遅れてやって来た若者」が、徳川家臣団第1位の禄高に

  4. 9

    日向坂46「ひなたフェス」中止でもファンは宮崎へ「43億円」を動かした“推し活地方創生”の底力

  5. 10

    横浜・織田翔希に「直メジャー断念説」が浮上!プロスカウトは依然として1位候補で密着マーク