「台湾人の歌舞伎町」稲葉佳子、青池憲司著

公開日: 更新日:

「台湾人の歌舞伎町」稲葉佳子、青池憲司著

 新宿・歌舞伎町を舞台にした映画や小説に必ず登場する建物「風林会館」をはじめ、有名なライブハウスが入る「アシベ会館」、名曲喫茶「らんぶる」や「でんえん」「スカラ座」、歌声喫茶「カチューシャ」などの喫茶店、さらにキャバレーなどの多くの娯楽文化施設は台湾人が創業したものだという。

 昭和21年、2人の日本人が焼け野原だった現在の歌舞伎町を興行街として復興させるべく壮大なプロジェクトを構想。しかし、計画は遅々として進まず、10年後の「コマ劇場」の開場でようやく興行街としての「歌舞伎町」が完成したという。

 こうした正史とは異なる視点で、台湾の人々によって形作られたコーヒー文化や映画街など歌舞伎町のもうひとつの歴史を当事者たちの証言でたどるノンフィクション。

(筑摩書房 968円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    京本大我も父・政樹もスカウトしていたジャニー喜多川社長 成城小学校に通う頃の写真を見かけて即電話

  2. 2

    加納典明(2)草間彌生さん主導で乱交パーティーが繰り広げられ、俺は…

  3. 3

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  4. 4

    江口&松嶋「救命病棟24時」が反町「GTO」の二の舞いにならないワケ…13年ぶり復活作の“決定的な違い”

  5. 5

    山本美月は九州の女子校で偏差値トップ「筑紫女学園」から明大農学部へ 祖父も生物教師の“リケジョ”

  1. 6

    萩本欽一〈40〉バイト中に傷をつけてしまった車の持ち主の家を数十年越しに訪ねたら、500坪の大豪邸だった

  2. 7

    日本ハム大砲レイエス引き留めにかかる驚愕金額の「内訳」 巨人でさえマネーゲームから脱落へ

  3. 8

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 9

    草間彌生さんを訪ねたら“いきなり乱交パーティー” 俺は考える暇もなく、とにかくシャッターを切った

  5. 10

    内閣改造で維新が大臣2ポスト“おねだり”の波紋 「入閣待機組」渋滞中の自民党からは反発必至