「東京裁判の全貌」太平洋戦争研究会編 平塚柾緒著

公開日: 更新日:

「東京裁判の全貌」太平洋戦争研究会編 平塚柾緒著

 東京裁判は、満州事変から太平洋戦争に至る15年戦争の日本の政治・軍事指導者の戦争責任を裁くため、戦後2年半にわたって連合国によって行われた。法廷では「平和に対する罪」と「人道に対する罪」という新しい犯罪名が適用され、裁判官・検事側と弁護側が激しく対立。東京裁判を構成した戦勝国の多くは、その後に起きたさまざまな戦争に関わったが、「平和に対する罪」と「人道に対する罪」が正式に国際裁判で問われたことはなく、東京裁判が勝者の裁きであったことが立証されている。

 一方で、東京裁判は張作霖爆殺事件や柳条湖事件などの歴史の真相を日本人に知らしめた。

 戦後日本に大きな影響を与えた東京裁判の全過程を克明に解き明かした歴史テキスト。 (河出書房新社 990円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ