著者のコラム一覧
一雫ライオン作家

1973年、東京都出身。明治大学政治経済学部2部中退。俳優としての活動を経て、演劇ユニット「東京深夜舞台」を結成後、脚本家に。数多くの作品の脚本を担当後、2017年に「ダー・天使」で小説家デビュー。21年に刊行した「二人の嘘」が話題となりベストセラーに。著書に「スノーマン」「流氷の果て」などがある。

(61)脳内で庄子の言葉が駆け巡る

公開日: 更新日:
イラスト・宮坂猛

 だが──おれは記者だ。全国五大紙の奴らと違い、多くの修羅場をくぐって来た。そうしないと生き抜いてこれなかった。

 渡部は自らの恐怖を必死に呑みこむ。

 ──こいつがほんとうに4×3なら、上等じゃねえか。それこそ世間の度肝を抜くスクープになり得る。社長賞でボーナスも出… 

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【連載】十二の眼

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