「きたきた捕物帖」宮部みゆき著

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 岡っ引きの千吉が急死。3歳のとき、迷子になっているところを千吉に保護され育てられた16歳の北一は、親代わりを失い途方に暮れる。千吉の本業の文庫屋(戯作本や読本をいれる厚紙製の箱の製造販売)は、一の子分の万作が引き継ぐことになった。しかし、同心の沢井と生前の千吉との取り決めで、岡っ引きの跡目は子分には継がせないという。

 北一は、差配人の勘右衛門の口添えで文庫売りを続けられることになった。北一は仕事のかたわら、千吉の妻で盲目の松葉の家に通い、風呂だきなどの世話もする。そんなある日、勘右衛門から北一に相談事が持ち込まれ、松葉が一肌脱ぐことに。(「ふぐと福笑い」)

 岡っ引きの子分見習だった北一が周囲の助けを借りながら事件や人助けに奔走する時代小説。

(PHP研究所 968円)

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