「4月1日のマイホーム」真梨幸子著

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「4月1日のマイホーム」真梨幸子著

 奈緒子は川崎から川の向こう側の東京S区に転居する。書店員の奈緒子と定職につかない年下の夫・拓郎の収入では、マイホームなど夢のまた夢だったが、ひょんなことから憧れの一軒家を手にしたのだ。

 転居翌日、訪ねてきた妹の美歌によると5軒が売り出されたこの分譲地にはかつて有名芸能人が建てたアパートがあり、そこが大量殺人事件の現場になったという噂があるらしい。しかし、事件について、ネットで検索しても何も出てこないという。

 数日後、仕事から帰宅した奈緒子は隣人の戸井田夫人から声をかけられる。夫人によると、お向かいの藤倉家から流れてくる異臭に耐えられず、声をかけたが応答がなく、勝手口を開けると死体があったという。

 分譲地に引っ越してきた5家族の視点で描かれる長編ミステリー。

(実業之日本社 902円)

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