「私はこれで会社を辞めました」…禁煙パイポCMのあの人は今

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 CMに出たときは公務員だったのか。
「44歳でした。30代の頃からエキストラ協会ってところに登録し、CMや映画にちょろっと出てたんです。若い時分から映画や演劇が好きだったから、エキストラでもやれば、そういう世界も垣間見られて面白いんじゃないかと思いましてね。禁煙パイポはCMオーディションがあって、日本橋のプロダクションに背広にネクタイ姿で行きました。同年配の男性が60から70人ほどいたかなあ。その後、1カ月くらいしたら、合格しました、って封書が届きました」

 ここで疑問がひとつ。公務員がCMに出て大丈夫だったのか?
「兼業許可を取ればオーケーでした。ただ、私は許可願を出してなかった。あんなに顔が大写しになるとは思ってなかったし、静岡地区だけで放映されると聞いてたんで。それが評判良くて、3カ月後には東京でも始まった。すぐに私だとバレ、上司の建設局公園緑地部の課長に呼ばれ、“コレ(金)もらったのか?”って聞かれましたよ。もらっとったら、クビでしたね」

 ってことは、ノーギャラ?

「ハイ。交通費8000円とお弁当が出ただけ。同僚には“1000万円くらいもらったんだろう”とか、ずいぶんやっかまれました、ハハハ」

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