痛々しかった「SONGS」 中森明菜に居場所はあるのか?

公開日: 更新日:

 10年余り前のライブでも予兆はあった。年とともに声は出なくなるとはいえ、長期休養と復帰を繰り返して歌手生命を縮めた印象はぬぐえない。

 ライブでは往年のファンが支持してくれるだろうが、テレビでは使い道はないだろう。歌番組で生歌を聴くのはつらい。かといって、最近はやりの「当時のぶっちゃけ話」や「昔の悲惨な体験」を暴露するバラエティーには大物すぎて使いにくい。そもそも、頬がやつれて悲愴感漂いまくりの顔とあの低い声で、過去の自殺未遂騒動の話をされてもスタジオが凍りつくだけだろう(それも見てみたい気もするけど)。

 いっそテレビで歌うのはあきらめて、田原俊彦がスペシャルMCに起用されている「爆報!THEフライデー」にトシちゃん明菜のコンビで出たらウケそうだけど。

 でも、そんな明菜は見たくないし、ファンとしては高音を復活させてほしい。ちなみに、来年1月にパート2を放送するようだが、今の明菜が出なきゃ意味ないね。

(文=松野大介/作家)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?