トークも絶妙… 「あま女優」松岡茉優はタレントでも有望株

公開日: 更新日:

 そして「まんま」では、テラスに出る際に、ガラス戸を開けて橋本を先に行かせて、自分が出てから戸を閉めるという(わざと礼儀正しさをアピールしたのかもしれないが)中高年が好感を持つ奥ゆかしさもある。

 80年代に、意地悪な役が多かった賀来千香子が「まんま」に出た時、すごくひょうきんで気遣いできる一面を出し、ガラリと違う印象を与えたことがある。

 トーク番組は“素”が表に出せるから影響力大。松岡の礼儀正しさといい、気遣いといい、愛嬌ある垂れ目といい、近いうちに「息子の嫁にしたい女優」でナンバーワンになれるだろう。

 今後の若手女優は、見た目のインパクトと天然ぶりで能年、美形と存在感で橋本、そして実力と演技力とトークと気遣いで松岡と、「あまちゃん3人娘」(と勝手に名づけた)が中心に回るだろう。

 ともかく、クドカンが彼女の個性を見抜いていたとしたらすごい。今後も彼は10代の優良株女優を大量に発掘しそうだ。

(作家・松野大介)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ