トークも絶妙… 「あま女優」松岡茉優はタレントでも有望株

公開日: 更新日:

 そして「まんま」では、テラスに出る際に、ガラス戸を開けて橋本を先に行かせて、自分が出てから戸を閉めるという(わざと礼儀正しさをアピールしたのかもしれないが)中高年が好感を持つ奥ゆかしさもある。

 80年代に、意地悪な役が多かった賀来千香子が「まんま」に出た時、すごくひょうきんで気遣いできる一面を出し、ガラリと違う印象を与えたことがある。

 トーク番組は“素”が表に出せるから影響力大。松岡の礼儀正しさといい、気遣いといい、愛嬌ある垂れ目といい、近いうちに「息子の嫁にしたい女優」でナンバーワンになれるだろう。

 今後の若手女優は、見た目のインパクトと天然ぶりで能年、美形と存在感で橋本、そして実力と演技力とトークと気遣いで松岡と、「あまちゃん3人娘」(と勝手に名づけた)が中心に回るだろう。

 ともかく、クドカンが彼女の個性を見抜いていたとしたらすごい。今後も彼は10代の優良株女優を大量に発掘しそうだ。

(作家・松野大介)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る