酒嫌いだったアニマル浜口さん プロレス入り後は豪傑に変身

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 可愛いかったよー。一目惚れさ。当時、オレは青山にあった会社の合宿所に住んでたけど、店に通いやすいように浅草のそばの向島に引っ越したくらい。結婚は73年なんだけど、つらかったのは、72年に米国遠征してた時。毎月の電話代が30万円かかったからね。アメリカではビールばかり一晩に何ダースも飲んでたけど、酒代より電話代が高かった。アッハッハ。

■国際プロレス入りまで一滴も飲まなかった

 嫌な思い出っていうとオヤジかな。オレがまだ小学校の頃、オヤジは商売に失敗して、別人みたいになっちゃってさ。酒が入ると、始末に負えない。漫画「巨人の星」で星一徹がかんしゃく起こしてご飯がのった卓袱をひっくり返すだろ? ウチのオヤジがあれするもんだから、酒がトラウマになっちゃってさ。

 結局、オヤジの酒癖の悪さが原因で、オフクロは俺と妹を連れて大阪の親戚を頼って引っ越すんだけど、大暴れするオヤジを目の当たりにしてるから「飲むもんか!」って思ったね。

 酒嫌いに拍車が掛かったのは中学を卒業後。横浜の飯場で働いてた時、普段はおとなしいのに酒が入ると豹変する先輩がいてさ。酔っぱらって、当時、市内を走ってた市電を通せんぼして止めるんだから参るよ。そんなのを見ちゃうと酒ってヤダなあって思うよね。

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