泣いて降板願い…円広志さん語る“パニック障害”との闘い

公開日: 更新日:

♪とんでとんでとんで まわってまわってまわってまわる~と歌った円広志さん(62)の「夢想花」がヒットしたのは78年。その後もバラエティー番組で活躍していたが、一時、テレビから姿を消した時期があり、去年5月、「パニック障害、僕はこうして脱出した」(詩想社)を出した。今どうしているのか。

■「死んだ方が楽やろな、と何回も」

「多分、ボクは50までは生きられんやろ、と思ってました。いや、自分から死にたいと思ったことはないですね。けど、死んだ方が楽やろな、と思ったことは何回もあります。それほどツラいんです、パニック障害って病気は」

 大阪市内のスタジオで会った円さん、まずはこういった。言葉には力があり、笑顔ものぞく。

「ええ、今は普通に仕事ができるようになりました。薬の服用は1日1回。仕事が少ない日、休みの日は服用しなくても大丈夫です。しかし、サラリーマンの世界でもパニック障害をひた隠しにして、無理やり仕事してる人は少なくないみたいです。息苦しさ、めまいといった体の異常とともに、このままでは死んでしまうといった強い不安感に襲われるのがこの病気の特徴ですが、現代のようなストレス社会では、特別な精神疾患ではない。コンプレックスを感じる必要なんてまったくないんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  5. 5

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  1. 6

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  2. 7

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  3. 8

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  4. 9

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 10

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督