著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

来年には中学生 芦田愛菜に迫る「役者か学業か」決断の時

公開日: 更新日:

 黒沢明監督は子役を起用する際、「演技力は二の次。役に適した子供らしい子」を選んだというが、芦田は子供らしさに群を抜く演技力も兼ね備えていた。それが今では「演技が大人顔負けに上手すぎて子供らしくない」という声も出るほど。

「子役」は原則、小学生までとされる。来年、中学生。そして高校進学もするだろう。中高の6年間は子役でも大人の役でもない。役者の世界ではもっとも中途半端な年齢。学園物ドラマ以外、役柄の幅が狭まり、選択が限られてくる。

 大橋のぞみは中学生になる4年前に引退した。「子役になったのは親の意思が大半。成長するに従い、今度は自分の意思で将来を考えるようになる」という一面もあったと伝えられる。

「子役は大成しない」と言われるが、子役は空白期間ができるために「大成しにくい」と思う。特に子役で人気を博すると、役のイメージが根強く残り、なおさら難しくなる。役者継続か学業優先か、芦田の決断の時期が迫る。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ