碓井広義
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碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

藤原竜也「リバース」 過去と現在が交差する演出の緊張感

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 これまでTBSは湊かなえの小説を何度もドラマ化してきた。鈴木京香と石田ゆり子の「夜行観覧車」(13年)、榮倉奈々の「Nのために」(14年)などだ。どちらも女性が主軸だったが、今回の「リバース」は違う。

 主人公は事務用品会社に勤務する深瀬和久(藤原竜也)だ。平凡な仕事と平凡な私生活。気に入ったコーヒー店で過ごす時間を大切にしていた。

 ある日、部屋のドアに「深瀬和久は人殺し」という張り紙を見つける。誰が何のためにしたのか。すべては10年前、深瀬の学生時代に起きた出来事から発生していた。ゼミ仲間との旅行中、親友の広沢由樹(小池徹平)が自動車事故で亡くなったのだ。その時、酒を飲んでいた広沢に運転させたことを深瀬たちは警察などに隠していた。加えて、事故を装った殺人を疑う元刑事のフリージャーナリスト、小笠原(武田鉄矢)の動きも不穏だ。

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