ファンぬか喜びか 元SMAP番組存続はジャニの温情にあらず

公開日: 更新日:

 9月8日でジャニーズ事務所を辞める元SMAPのメンバー3人について、先週末のスポーツ紙各紙が全く同じ内容の記事を報じた。香取慎吾(40)の「おじゃMAP!!」(フジ)など、3人がレギュラーを務める3番組が10月以降も継続されることがわかった、というのだ。

 スポニチによると、テレビ局とタレントとの出演契約は事務所との間で結ばれ、移籍の際には一度見直されるのが通例だが、元SMAPメンバーにおいては、ジャニーズがタレント本人たちとテレビ局側の意向を尊重する方針を示しており、局側の判断が待たれていた。サンスポはこの「意向」について3人が6月にジャニーズ退社を発表した際、ジャニー喜多川社長(85)が発した「どこにいようとも、又どのような立場になろうとも、彼らを想う気持ちに変わりはありません」にあるとし、このコメントが後押しになったようだ、としている。

 大手芸能プロを辞めたタレント、とりわけ元ジャニーズはどれほど売れっ子であろうと最低2年間は民放から干されるといった業界の掟や不文律が伝えられる。ところがスポーツ紙の今回の記事では、元SMAPにはそうした掟が適用外で、ジャニーズが功労者に対する温情措置として今後の活動を後押ししているような印象である。では、ジャニーズは寛容になったのか。複数の関係者に質問すると、その答えは「否」――。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした