著者のコラム一覧
小原玲動物写真家

1961年、東京生まれ。茨城大学人文学部卒業後、「フライデー」専属カメラマンを経て、フリーランスの報道写真家として活動。アザラシの赤ちゃんとの出合いを機に動物写真家に転身。新著は北海道でのみ生息し、雪の妖精とも呼ばれる体長14センチの小さな鳥「シマエナガ」を追いかけた写真集「シマエナガちゃん」(講談社ビーシー)。

シマエナガ張り込み中に5万円の防寒服をスマホでポチッと

公開日: 更新日:

 体長14センチの日本一小さな鳥、北海道に生息するシマエナガを収めた写真集「もっとシマエナガちゃん」(講談社ビーシー/講談社)の著者である小原玲氏(56)。シマエナガ本ブームの火付け役だが、撮影スキル以上に必要不可欠なことがある。

 一年の半分近くは北海道や九州へ飛び回る日々。1回の取材費用を尋ねると、「精算やお金の計算が苦手で把握していない」と苦笑いするが、レンタカー代5000円、宿泊代5000円、食費3000円とざっと見積もって1日にかかる費用は1万3000円。飛行機代往復4万円、高速代で1万円などを合算すると、「20日間の取材で30万円は超えてますね。あちゃあ……」。

 商売道具であるカメラ機材は、比較的安価なミラーレスのものを使用。メーカーのサポートもある分、恵まれているというが、氷点下20度の極寒の中での“張り込み”だ。防寒着やスノーシュー(雪上歩行具)など必要経費はかさむ。

「この前もヒーターが内蔵された電熱式の防寒服を新調し、5万円ほどかかりました。待機中についついスマホでポチッと買っちゃう。シマエナガは鳴き声で飛んできたかどうかが分かるので、ずっと目で追っていなくていいんです。でもそれって、いいんだか、悪いんだか(苦笑い)」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  3. 3

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 4

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  5. 5

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  1. 6

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  2. 7

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 8

    福山雅治の「不適切会合問題」で紅白に地殻変動が? “やらかし”がPerfume「トリor大トリ」誘発の可能性アリ

  4. 9

    Perfumeのっち、大学中退話が地上波TV解禁でファン安堵…「ネタに昇華できてうれしかった」の反応も

  5. 10

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち