元ドロンズ大島直也さん 「電波少年」とその後の波瀾万丈
                        
「でも一番怖かったのは、米国でいきなり銃撃されたことですね」
 ミネソタ州ミネアポリスで、ヒッチハイクのため町外れに立っていたところ、通りがかりのトラックの2人連れが「東洋へ帰れ! クソ日本人!!」と怒鳴るや、突然、ピストルを撃ってきた。
「パンパン、パンパン! と計4発。慌てて、近くの農家の小屋に逃げ込みました」
 幸い弾は外れたが、壁の隙間から外をうかがうと、2人組は小屋の周りをウロついている。
「覚悟を決めて小屋の中にあったモンキーレンチを握りしめ、入り口で待ち構えていました。もし入ってきたら“やるしかない”って。まるで映画のワンシーンのようでしたよ」
 しばらくして2人組は帰ったが、一歩間違えればケガでは済まなかったかもしれない。
「今となっては番組に感謝しかありません。同じ旅はもう二度とできないでしょうからね」
 母と住んでいた所に、今はさみしく一人暮らしだ。                    

 
                             
                                        



















 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
         
         
         
         
         
         
         
         
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                