歌舞伎座人気が一服…梨園が仕掛ける尾上松也“婚活作戦”

公開日: 更新日:

 2013年4月に再開場してから間もなく5年。連日、あふれんばかりの人が行列をつくってきた歌舞伎座も、さすがに一服の様相だ。13年度に歌舞伎座がたたき出した興行収入は146億円に上るが、それ以降は微減が続いている。

「歌舞伎の興行主の松竹の18年2月期通期の純利益は33%減の予想です。16年10月から開催した八代目中村芝翫の襲名披露の反動もあり、観客動員数が減少しています」(アナリスト)

 客足が鈍り始めたのは“スター不在”が大きい。近年、歌舞伎界は中村勘三郎(享年57)、市川団十郎(享年66)、坂東三津五郎(享年59)といったカリスマを相次いで失ってしまった。

 しかし、松竹には歌舞伎を2020年東京五輪で世界にアピールしたいという思いがあるという。そのために仕掛けようと目されている“ビッグイベント”が、市川海老蔵(40)の「13代目市川団十郎襲名」だ。13年から空位となっている歌舞伎界で最も権威のある大名跡を2年以内に海老蔵に継がせることが既定路線といわれている。


 海老蔵人気に頼り切りと言っても過言ではない歌舞伎界だが、一方で海老蔵の私生活に気を揉んでいるという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋