X JAPAN・Toshl バラエティーで引っ張りだこの意外な理由

公開日: 更新日:

 3月で終了したフジテレビ系「めちゃイケ」では、遺体の役でコントに出演し洗脳騒動をネタにされた揚げ句、岡村隆史から「バケモノアゴ男」と呼ばれながらも爆笑を誘った。さらに超難問とされるフジ系クイズ番組「99人の壁」で100万円を獲得して話題になったり、ドッキリを仕掛けられたり、情報番組の密着取材にチャレンジするなど、かつてのXファンが見たら悲鳴をあげそうなイジられぶりなのである。

「YOSHIKIが年末年始のバラエティーに出演して好評だったのがToshl起用の伏線です。Toshlは大物ミュージシャンにもかかわらず、芸人顔負けのイジリや突っ込みも苦笑しながらも文句もいわずにこなす。NGもほとんどないのですから、出演オファーが引きも切らないのは当然です」(テレビ関係者)

 芸能プロデューサーの野島茂朗氏はこう言う。

「X JAPANはインディーズのバンドだった頃に『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』に出演し、食堂でゲリラライブをやったり、睡眠中のタレントを爆音での演奏で叩き起こしたりしていた。そうやって、知名度を上げて、活動資金を稼いだりしていたのです。もともと千葉の県立進学高校のフォーク少年だったToshlがヘビメタに走ったのは、同級生のYOSHIKIの影響でした。校内ライブで先生に気をつかったり、真面目で素直なタイプだけに、洗脳騒動の被害にも遭ってしまったのでしょうけれど、イジられやすく、バラエティー向きともいえる。ミュージシャンがミュージシャンとしてテレビ出演をすると、プロモーションと扱われて、出演料は安くなりますが、DAIGOやダイアモンド☆ユカイのように、大手芸能プロのタレントになれば出演料も上がる。バラエティー向きにうまくプロデュースする人がいればもっと化けるでしょう。バラエティーに出まくってどうこうされようと、今さらイメージを崩すことはないという余裕も感じられます」

 下積みも絶頂もどん底も知っている男だけに、このブレーク、一過性ではない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  4. 4

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  5. 5

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  1. 6

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  2. 7

    参政党「参院選14議席」の衝撃…無関心、自民、れいわから流れた“740万票”のカラクリ

  3. 8

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  4. 9

    参政党・神谷宗幣代表「日本人ファースト」どこへ? “小麦忌避”のはずが政治資金でイタリア料理三昧

  5. 10

    ドジャースに激震!大谷翔平の“尻拭い役”まさかの離脱…救援陣の大穴はどれだけ打っても埋まらず