スピルバーグ後継者 ジュラシック・ワールド最新作へ決意

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「たとえば、体にいいからと諭しても、その薬が苦ければ子供は嫌がる。だからこそ、甘く工夫してのみやすいようにするでしょう? 映画も同じ。観客に対し、ラブストーリーやコメディーテイストに仕立てて楽しさや面白さを提供しながら、そこにわれわれが直面している問題や課題を織り交ぜる。物語っていうのは単純明快でなく、何層かに重ねることで成り立たせるもの。その結果、今作を見た観客の多くが希望が持てるような作品になっているとうれしい」

 瀕死のケガを負った恐竜に輸血するシーンでは、恐竜の血は臭いという生々しい描写がある。

「本当に臭いかって? ハハハ、そんなこと、僕ら製作陣だけでなく誰も知るわけがないだろ?」

 ユーモアと妄想がちりばめられた最新作は、CGやVFX技術の向上もさることながら、アニマトロニクス(模型の一種)の最先端技術に脱帽。

 大きなスクリーンいっぱいに大暴れする恐竜たちの姿を「感覚的に楽しむ」には、ちょっぴり奮発して3Dなどでの観賞をオススメする。

 (取材・文=小川泰加)

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