なみきさん(3)コースデビューから3年後、スタッフまで涙の100切り舞台裏
なみきさん(ゴルフタレント)

コースデビューは、こだまゴルフクラブ(埼玉)です。
UUUMの撮影はルールやマナーも全く知らないところからだったので、私のクエスチョンひとつひとつがコンテンツになるという感じでした。もちろん最初はチョロばっかりですよ(笑)。
だから、分からないことは全て素直に聞くようにしていました。それを良しと思ってくれる人もいるんですけど、中には「こんなレベルでコースデビューしているのか」とか、目土はしていても何度もダフっていたので「ゴルフ場を汚すな」などのアンチコメントも多かったです。ましてやゴルフのスキルもなかなか上がらなかったため、上司に何度か「やめたい」と相談したこともありました。
でも雨が降ろうが寒かろうが、状況はチームの皆さん全員が同じ。それでチャンネルが成り立っている。私がここでやめてしまえば、今まで積み重ねてきたものが無駄になります。
また、視聴者さんの中には応援してくれる人もたくさんいたんです。「なみきちゃん見てるよ」とか「ゴルフ、私もできるって思えた」などのコメントを頂けて「こんな私でも少しは誰かの力になれているのかも」と思えました。それなら「もうちょっと頑張りたいな」と。その時はほんとに、視聴者の皆さんからパワーを頂いていました。
100を切ったのはコースデビューから3年後のワンウェイゴルフクラブ(茨城)。チャンネルの試験企画でした。
当日、応援役として共演予定のプロキャディー・進藤大典さんから、「スタートの2時間前に来て」とLINEで連絡がありました。到着後、その進藤プロから「ショットはいいから、とにかくパターをやろう」とのアドバイス。カップから半径10センチにティーペグ数本を刺して大きい円を作り、ボールを「円内に入れる」練習を繰り返しました。他にもカラーやいろんな傾斜やラフからもパターで打つ練習です。
1時間半くらいそんな練習をひたすらやっていると、ほぼ2パットで抑えられるようになったんです。進藤さんから「スコアは見なくていいから、今日練習したことだけやればいい」と言われた通りにラウンド。最後のパットを入れると、進藤さんが「100切ったよ」って。「え?」みたいな感じで初の90台を達成できました。
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り219文字/全文1,167文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】