二田一比古
著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

恋愛も実力次第 剛力のケースで痛感“女優を育てる難しさ”

公開日: 更新日:

 ベテラン女優から見れば、「なにをやってるの」と眉をひそめそうな剛力の言動。事務所も今のところ打つ手なしのようだが、今後、どう対処していくかも注目されてくる。

 剛力のケースを見て改めて痛感するのは女優を育てる難しさ。最初は事務所の敷いたレールに乗り活動を始めるが、軌道に乗った頃がちょうど恋する時期と重なるもの。人気商売の女優にとって恋は足を引っ張ることにもなりなねない。「恋愛禁止」という規則ができた背景でもある。芸能関係者が苦言を呈す。

「事務所が人気優先で女優を育てるから恋愛に神経質になる。人気があれば仕事を取りやすいが、それは一過性。タレントと違い女優は実力の世界。実力があれば恋愛も結婚もそう影響はないし、生涯続けられる」

 実力は仕事を生む。次期のNHK朝ドラ「まんぷく」のヒロインに起用された安藤サクラ(32)はすでにママさん。さほど人気のあった女優でもないが実力は折り紙付き。主人公のイメージも重なり起用の決め手になった。

 サッカーW杯で活躍した乾貴士選手。実力を示して人気を得たことで、メディアも騒いだ。女優もしかり。実力をつけた人気なら自ら仕掛けなくとも、メディアがネタを探して取り上げることで世間も騒ぐ。「騒がれているうちが華」とは自ら仕掛けるものではない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異