著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

安室奈美恵と樹木希林…残す言葉から“去り際”を研究する

公開日: 更新日:

 今週は安室奈美恵の引退で一色になると思ったが、樹木希林の訃報があり、ワイドショーは樹木の話題に力を注いでいたように思う。

 考えてみれば、安室の引退はニュースだが、それはある幅の世代が騒いでいるのであって、国民の大半を占める中高年たちにとってはあまり感情が動かない話ではないのか。安室の引退っていっても、百恵ちゃんの時の衝撃に比べたら、たいしたことがないと思っている人たちの方が圧倒的だと思う。舞台に白いマイクを置いて、去っていく山口百恵の姿は昭和生まれにとって永遠に忘れられない光景だ。

 安室は“平成の歌姫”といわれているが、同じ歌姫なら“昭和の歌姫”美空ひばりの方が偉大だろうし、中高年は茶髪やミニスカに厚底ブーツで街を闊歩するアムラーに眉をひそめていた世代だったりする。それが超高齢社会の現実だ。

 最後の沖縄でのライブもチケットのない1万人が会場の外にあふれているとか、実際のラストライブの映像も歌っているところだけ。最後、「ありがとうございましたー」で終わり。そもそも安室のライブはMCなし。パフォーマンスに全力を注ぐとファンは了解しているのだろうが、最後に発したのが「ありがとうございましたー」では、物足りない気がするのは私だけか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍J髙橋宏斗サイドがドジャースと“濃厚接触”!来オフ移籍は「十分ある」の怪情報

  2. 2

    “OB無視”だった大谷翔平が慌てて先輩に挨拶の仰天!日本ハム時代の先輩・近藤も認めるスーパースターの豹変

  3. 3

    橋下徹氏がまともに見える皮肉…米イラン攻撃で馬脚を現した「御用文化人」の逃げ腰と保身

  4. 4

    自民が予算委で“高市封印シフト” 首相が答弁から逃げ回るトンデモ事態にSNSで批判殺到

  5. 5

    競泳アイドル池江璃花子の初ロマンスに見えてくる「2つの夢」…りくりゅうに続くメダルともうひとつ

  1. 6

    元横綱照ノ富士が“弟子暴行”で角界に大激震! 転籍組との微妙な関係、燻っていた「無理やり改名」の火種

  2. 7

    「タニマチの連れの女性に手を出し…」問題視されていた暴行“被害者”伯乃富士の酒癖・女癖・非常識

  3. 8

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  4. 9

    日テレの音楽番組は終了も、有働由美子は黒柳徹子の後を継ぐ対談番組の有力候補か

  5. 10

    高市首相側の関与はあったのか? 暗号資産「サナエトークン」が大炎上! 金融庁が調査を検討