碓井広義
著者のコラム一覧
碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

賀来賢人「今日から俺は!!」は福田演出をひたすら楽しむ

公開日:

 日曜夜10時30分の「今日から俺は!!」(日本テレビ系)の舞台は、80年代の千葉の私立高校。脚本・演出は「勇者ヨシヒコ」シリーズなどの福田雄一監督である。

 主人公は転校を機に金髪のツッパリへとキャラ変した三橋(賀来賢人=写真)だ。同じツッパリ転校生の伊藤(伊藤健太郎)やマドンナ的存在の理子(清野菜名)らと繰り広げる、おバカな高校生活……といったストーリーはどうでもよろしい。随所で展開されるコントなのかギャグなのか、どーにもバカバカしく、なんともおかしい福田演出をひたすら楽しむドラマなのだ。何しろ三橋たちのクラス担任がムロツヨシだ。三橋の父親は吉田鋼太郎。そして理子の父親が佐藤二朗である。

 彼らが登場するシーンだけで十分見る価値がある。たとえば第6回の冒頭はソープランドの待合室だった。客のムロがわくわくしながら待っていると、そこに吉田が現れる。大慌てのムロは、さっきまで「俺のバズーカは暴発寸前だぜ!」とか騒いでいたくせに、生徒指導の見回りだと言い張る。さらに店の黒服が山田孝之で、ムロが高校の先生であることをバラすのだ。そこからのムロと吉田と山田の掛け合いは爆笑と苦笑の連打だった。

 毎回、何が飛び出すのかわからないビックリ箱仕様。1週間を笑って終わりたい人、日曜の夜に思い切り脱力したい人に断然おススメだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安倍政権に財界ソッポ 目玉の「原発輸出」日立凍結で全滅

  2. 2

    長谷川博己と破局報道 鈴木京香「もう育てきった」の真意

  3. 3

    キンプリ早くも「嫌いなジャニーズ」に…なぜアンチ多い?

  4. 4

    嫌われクロちゃんが一転…キャバ嬢に大人気の意外な理由

  5. 5

    動くとビキニが…水原希子“透け映えコーデ”に会場クギづけ

  6. 6

    石崎ひゅーいとは破局か “共演者キラー”蒼井優の次の相手

  7. 7

    NHK紅白なのに“特別枠”ばかり 平成最後はご都合主義の極み

  8. 8

    伊集院静氏が指摘 今の65歳から80歳が日本をダメにした

  9. 9

    「THE W」優勝 阿佐ヶ谷姉妹より受けていたのは滝沢カレン

  10. 10

    辺野古土砂投入…沖縄は人でなし首相と縁を切った方がいい

もっと見る