難役を次々好演…林遣都は主役を光らせる最高の助演男優

公開日: 更新日:

 4月期に放送された連ドラ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)で、主演の田中圭が演じる主人公に思いを寄せる同僚・牧凌太役を演じて大ブレークした林遣都(28)。放送終了後には「牧ロス」を嘆くファンが続出したほど人気が急騰した。

 8月には日本テレビ系「24時間テレビ」中の単発ドラマ赤塚不二夫役を好演し、「24時間テレビのドラマでは出色のデキ」という高評価に貢献。さらに、米倉涼子主演ドラマ「リーガルV」(テレ朝系)では、ヘタレな弁護士役を好演して、さらにその人気に拍車をかけている。いずれの役柄でも「忠犬」をイメージする愛称、「チワワ」「ポチ」と呼ばれ、完全な“ペットキャラ”として人気が定着してしまった。

「『おっさんずラブ』で重要な役柄に抜擢された理由は、これまでずっと複雑な心理描写が求められる難役を演じて評価されたから。同性愛者の心の葛藤を言葉少なに表現できると期待されたわけです。『リーガルV』で準主役に抜擢されたのも当然といえば当然」(テレビ誌記者)

 2007年、16歳の時の主演デビュー映画「バッテリー」で新人映画賞を総なめ。以降も順調にドラマで主役級の役を務めてきた。知名度を上げたのが17年にNHKで放送された連続ドラマ「火花」で主役を演じてから。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い