FC会報に赤ペン直筆で…中森明菜が綴った“慟哭”の現在地

公開日: 更新日:

 長く明菜を取材するベテラン芸能記者の青山佳裕氏はこう言う。

「ディナーショーを大盛況で成功させてから、前向きなコメントをされていたのですが、またトーンダウンしてしまいましたね。活動休止を発表した2010年の10月から続いていた、また暗く長いトンネルに入ってしまったかのような印象です。燃え尽き症候群とまではいかないまでも、今年はちょっとガス欠してしまったのかも知れません」

■本格コンサートへの期待は高まるも…

 昨年は全国14都市18公演のチケットをすぐに完売させるなど、変わらぬ人気ぶりを示していた明菜。大みそかの紅白歌合戦にも、出演してほしい歌手として、視聴者からたくさんの要望が寄せられるという。そうしたファンからの変わらぬエールが本人にも届いているのだろう。

「応援を続けるファンの存在を忘れず、その思いを頼りにがんばろうとしているのは伝わってきました。やりたいという気持ちはあるのでしょう」と青山氏は続けた。

 もっとも、2年連続でディナーショーを成功させたのだから、それを足掛かりに本格コンサートもと期待が高まったのは、明菜にとっては重荷だったのかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異