歌舞伎界の“異端爺”がシュールな笑いを誘う機内番組って?

公開日: 更新日:

「どことなくシュールで笑いを堪えるのが大変だった(苦笑い)」とは、金融系企業で働く50代サラリーマン。出張で使ったJAL国内線の機内で何気なく見た番組が、予想外に面白かったと力説する。

「市川左團次流トーク この!カブキモノ」がそれで、“歌舞伎の異端爺”こと四代目市川左團次(78)が、若手ホープの尾上松也(34)、中村隼人(25)とともに歌舞伎の魅力を紹介する50分チョイの番組だ。歌舞伎座の舞台裏や歌舞伎界のあり方、師匠である親父と弟子の関係などを大御所と若手のそれぞれの目線からひも解く内容。歌舞伎ファンはもとより初心者も興味を持つ仕上がりになっている。

 もっとも、「何が面白いって左團次さんです。たとえば、シュークリームを頬張って口元に生クリームを付けてしまうと、隣の松也が古女房のようにそっとぬぐう。これに“ホの字”の表情で小芝居を見せたりするわけです。それでいて一般家庭とは違う歌舞伎界ならではの親子の関係性を説いたりと、緩急を存分に使い分ける。左團次ワールド全開でした」(前出のサラリーマン)。仕事柄出張が多く、同社の飛行機もちょくちょく利用しているという御仁からしても、「歌舞伎関連の番組は珍しい」とか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン