<10>襲名披露興行を全国で「故郷と地元に錦を飾れます」

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 新作を演じる傍ら、九州全域で数多く独演会を開き、古典落語を九州弁で演じた。今や「九州で最も有名な落語家」と言われる。

「私も頑張ったつもりですが、昇ちゃんにはかないません。別格ですね。うちの師匠は別にして、私が聴いた落語家の中で一番面白いのは春風亭昇太だと思ってます」

 ライバルだった後輩を素直に高評価できるのは、4代目円歌を継いで余裕ができた証しだろう。

「襲名披露興行は今月21日から鈴本演芸場を皮切りに各寄席で50日間催し、全国26カ所で公演を行います。九州は全県です。うれしいのは、大阪公演に高校時代からファンだった鶴瓶師匠が出てくれること。それと、最後の公演を、川口市のリリアメインホールで来春やることが決まりました。生まれ故郷と地元に錦を飾れます」

 最後に、4代目円歌としての心構えを伺った。

「3代目が『爆笑王』と言われてましたから、そのバトンはしっかり受け継いでいきたい。あの世で見ている師匠に、『おまえに渡してよかった』と言ってもらえればと思ってます」

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