村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」2020年ホリプロが舞台化
村上春樹の長編小説「ねじまき鳥クロニクル」(新潮社)が2020年2月に舞台化されることが分かった。12日の読売新聞が報じた。
「ねじまき鳥――」は1994年から95年にかけて発行された3部作の長編。妻と暮らす主人公「僕」が飼い猫の失踪をきっかけに、さまざまな出来事に巻き込まれる内容だ。日本と旧ソ連が衝突したノモンハン事件が取り上げられるなど構成が複雑なため、舞台化は困難とされてきた。今回、ホリプロが国際的なスタッフを集めて実現させる。
演出は舞台版「100万回生きたねこ」などを手掛けたイスラエルのインバル・ピントが中心で、脚本は蜷川幸雄も認めた気鋭の藤田貴大らが担当する予定という。