元俳優・海津亮介さん 特撮ヒーローからラーメン屋に転身

公開日: 更新日:

 男子なら誰もが一度はハマる特撮・スーパー戦隊シリーズ。本日登場の海津さんは、恋人が敵の王女という設定で、“特撮版ロミオとジュリエット”ともいわれた第11作「光戦隊マスクマン」(テレ朝系、1987~88年)の主人公・タケル役で大ブレークした。その後、ドラマ「渡る世間は鬼ばかり 第2シリーズ」(93~94年)にもレギュラー出演。さて、今どうしているのか?

  ◇  ◇  ◇

 都内練馬区。西武新宿線・上石神井駅から徒歩2分弱の味噌ラーメン専門店「味噌一 上石神井店」へ行くと、厨房で仕込みをしていた海津さんに迎えられた。

「ここは7年前の10月21日にオープンしましてね。都内には『味噌一』ブランドの店が10店舗あるんですが、僕は約10年間正社員で働いた上で独立した暖簾分けなんですよ」

 スタンダードな「味噌一らーめん」(税込み790円、以下同)にトッピングを加えるスタイルで、辛さはピリ辛、辛辛、火吹、爆発の4タイプある。

「これからの季節は、10時間かけて作る特製鶏白湯スープをベースにした『味噌一つけ麺』(890円)が一番のオススメ。味噌ダレとよく合い、どこにもない味なんです。またオリーブオイルとワインビネガー、ハーブやバジルを加え、爽やかな風味が特徴の『冷やし味噌』も好評です」

 なぜラーメン店を?

「『マスクマン』出演後、時代劇の仕事で京都通いが続きましてね。帰京の際、行きつけだったラーメン店へ立ち寄って帰宅するのが定番コースだったんです。僕にとっては、疲れを癒やしホッと一息つける場所。そんな店を立ち上げたいな、と思って選びました」

 俳優業から足を洗ったのは、TBS系「ウルトラマンガイア」出演後の99年。当時、一世を風靡していた「らーめん山頭火」に就職し、渋谷店でイロハのイから学んだ。

「山頭火さんには約5年お世話になり、そして修業のため味噌一へ移籍したんです」

 そして独立。今や「マスクマン」や特撮ファンの聖地になっている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった