著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

急逝した弘田三枝子さん 現役テレビマンは知らなくても…

公開日: 更新日:

 世界的ファッションデザイナーで大型イベントプロデューサーの山本寛斎さん(享年76)が亡くなり、大きなニュースとなった。3月に急性骨髄性白血病を公表して闘病しながら、31日に行われる彼のライフワークともいえる「日本元気プロジェクト」の成功に向け尽力していたという。最後まで前を向いて歩み続けたわけだが、以前、このプロジェクトのリハーサルを取材した際、こう言っては失礼ながら「やたら元気なオジサンだなぁ」という印象を受けたものだ。僕よりひと回り以上、年齢が上だったことにも驚かされた。

 そして、またもショックだったのが、同じ日に弘田三枝子さん(享年73)が急逝していたことだ。7月20日に千葉の自宅で倒れ、翌21日に心不全で亡くなったそうだ。

「ヴァケーション」(1962年)などのカバーポップスでヒット曲を連発した後、しばらく時を経て、ダイエットですっかりきれいになって「人形の家」(1969年)を大ヒットさせた。

 だが、僕がそれ以上にショックだったことがある。訃報の当日、僕が出演する大阪の情報番組の担当日だったので、てっきりこのニュースを伝えるものだと思っていたが、番組では取り上げないという。担当するディレクターやプロデューサーがよく知らないからというのだ。当然だろうと思い、納得もした。ただ、僕の年齢以上でないとなぁ……と少しため息が漏れたものだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋