脚本に酷評続々「ウチ彼」…唯一救いは岡田健史の存在感

公開日: 更新日:

「当時は演技経験があまりに浅かったせいか、〈棒読みで、びっくり〉〈滑舌悪すぎ……〉などとネット上で評されてしまったのですが、昨年放送の連ドラ『MIU404』(TBS系)で印象がガラリと変わったんです。新米警部補・九重役をのびのびと演じて、〈ひと皮むけた〉という印象を持ちました。今回の『ウチ彼』はセリフ回しが独特で、ともすれば棒読みチックになってしまいがち。しかも岡田さんのイメージとは真逆なチャラい現代っ子役で当初こそ硬さもありましたが、第6話では、自分も未熟ながらも、ひとりの人間を必死で受け止めようとする“真摯な光”を魅力的に演じ、視聴者をグッと引き込んだと思います」

 山下氏と同じように感じた視聴者も多いようで、ネット上には〈光にキュンとした〉〈岡田くん、いい!〉なんて称賛コメントが書き込まれている。

「身長180センチ超え、しかもあの顔立ちです。今の事務所が、スカウトしてもなかなか首を縦に振らない岡田さんを何年も待ち続けたという話はよく分かります。彼にはどこか昭和っぽさというか、往年の大スター的な貫禄、大物感があるんですよね。まだまだ若いですが、今後はもっと大化けする可能性があるとみています。若き日の石原裕次郎さんが演じていたような役に挑戦するのも面白いかも」(芸能事務所スタッフ)

 先月14日から放送が開始されたNHK大河ドラマ「青天を衝け」にも出演が決まっている岡田。まさに破竹の勢いである。“令和の石原裕次郎”となれるかどうかは未知数だが、将来が楽しみな俳優のひとりであることは間違いなさそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  2. 2
    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

  3. 3
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  4. 4
    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

  5. 5
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  1. 6
    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

  2. 7
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  3. 8
    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

  4. 9
    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

  5. 10
    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う

    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う