米国進出の渡辺直美は大成功する公算大 竹内結子の後輩に

公開日: 更新日:

里田まいがアシスト

 渡辺の米国進出を取材していて感じるのは、彼女の用意周到さだ。今回の計画は、7年前に渡辺がニューヨークに短期留学した頃から始まっていた。渡辺は現地で語学学校に通う傍ら、楽天田中将大の妻で親友の里田まい(36)を介してさまざまな人物との接触を試み、見聞と人脈を広げていった形跡がうかがえる。

 その後もスケジュールの合間を見つけてはニューヨークに飛び、築いた人間関係を温めてきた。

「もし米国で活動したいだけなら、吉本興業と業務提携を結んでいる別の大手エージェント『CAA』にマネジメントを委託する方法もあったはず。あえて『ICM』と契約したのは、渡辺さんが思い描く将来の夢とICMの営業実績がジャストフィットしたということでしょう。彼女の普段からの情報収集と人脈が、この決断に結び付いたというわけです」(前出の現地関係者)

 さらに渡辺は、日本ではあまり例を見ない“重複契約”をモデルエージェント「IMG」とも結んだ。テニス選手の大坂なおみ(23)や錦織圭(31)らが契約している大手事務所だ。

「渡辺さんはIMGという会社がファッション系、その中でも特にCMやキャンペーンに強いという長所を理解した上で“重複契約”を選択したのだと思います。俳優やバラエティー番組の仕事はICM、ファッションや広告の仕事はIMGと、それぞれの強みを生かしながら仕事の幅を広げていくつもりだと思います」(米エンタメ関係者)

 なお、ICMには、12年前に竹内結子さん(享年40)が在籍していたことがある。09年、テレビドラマ「フラッシュフォワード」(ABC)に準レギュラーで出演した竹内さんは、その演技力がハリウッドでも高く評価されていた。

 ビヨンセと竹内さんの後輩になった渡辺は、将来の夢について「ハリウッドのコメディー映画で主演し、賞を取る!」と語っている。きっと天国の竹内さんも、励ましのエールを送っているに違いない。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い