著者のコラム一覧
インタビューマン山下ライター

1968年、香川県生まれ。92年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも17年に芸人を引退。現在はインタビュアー・ライター。

ドリフターズの新メンバーに誘われていた意外な人物とは?

公開日: 更新日:

 その後「桜井輝夫とドリフターズ」というグループ名の時には、まだ10代だった女優の木の実ナナさんが専属歌手として在籍していました。当時の木の実ナナさんは、いかりやさんに「ナナすけ」と呼ばれ可愛がられていたそうです。

 また、現在アニメソングの帝王と呼ばれている水木一郎さんも、メンバーではなかったがドリフの付き人をやっていました。

 ザ・ドリフターズはこのように何度も編成を繰り返しているため、いかりやさんは実はドリフの3代目のリーダーだったんです。

 そして最後にドリフターズに加入したのが2020年に亡くなられた志村けんさん。志村さんや加藤茶さんはドリフの話になると「長さんは腹立つよな」とよく番組でネタにしていた覚えがあります。しかし先日、志村さんの弟子・乾き亭げそ太郎さんを取材した際に意外な話を聞きました。

「月に1回『ドリフ大爆笑』(フジテレビ系)の収録終わりで加藤さんと志村さんが飲みに行かれる時に僕も同席させていただいてたんですよ。その時はおふたりとも基本、いかりやさんの悪口でしたね(笑い)。でもいかりやさんが亡くなられた時は、毎日飲みに行っていた志村さんが1週間ぐらいどこにも寄らずに真っすぐ家に帰っていたと聞きました」

 志村さんが18歳の時に弟子入りを志願したのはいかりやさんでした。師匠の死のショックは計り知れないほど深いものだったということがうかがえる話ですね。(つづく)

【連載】インタビューマン山下の蔵出し芸能雑学

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所