秋篠宮家は小室圭さんを身辺調査する発想がなかったのかも

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 皇族の恋愛結婚といえば、なんといっても明仁皇太子と正田美智子さん(現上皇と上皇后)のご成婚だろう。テニスコートの出会いがあり、美智子さんは渦中から身を遠ざけるために世界旅行に旅立ち、帰国した美智子さんに皇太子が熱心に説得してついに結婚を成就したというシンデレラ物語は当時の国民を夢中にさせた。

 興味深いのは美智子さんが候補になる前に、旧華族の令嬢たちも候補に挙がったが、正式に結婚を申し込まれる前に次々に他家と婚約して逃げたことだ。戦後の自由な生活を味わった華族たちは、皇室が旧態依然とし窮屈なことを知っていたからだろう。

 当時は皇太子が「平民」と結婚することに、皇族から強い抵抗があった。美智子さんの実家は日清製粉のオーナーで資産家という新興財閥だから、とても「平民」とは思えないが、当時の皇族からすればそう映ったのだろう。それでもご自分の意志を貫いた皇太子は、「私は恋を成就した」と学友に語ったという。

 しかし婚約のいきさつを国会で問われた当時の宇佐美毅宮内庁長官は「軽井沢で恋愛が始まったという事実はございません」と、必死に恋愛結婚を否定した。皇族の恋愛結婚を認めない人たちが少なからずいたのだろう。

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