コロナ禍で2度目の「24時間テレビ」に問われる“ブッ通し放送”の意義と新しい番組スタイル

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 これは“終わりの始まり"なのか。21、22日に放送された日本テレビ「24時間テレビ」の番組通しの平均世帯視聴率は12.0%だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 もともと「日本テレビ開局25年記念番組」として1978年に始まった24時間テレビも、今年で44回目。12.0%は歴代29位タイの数字というが、2004年(11.7%)以来の低視聴率で、コロナ禍以前の2019年は16.5%、2020年は15.5%と右肩下がりになってきている。

 ネット上には〈コロナ禍の今、苦しんでいる患者がいて、医療関係者の負担、苦労を思うと見ようとは思わなかった〉なんて意見もあったが、それが多くの視聴者の本音なのかもしれない。

「昨年の8月22、23日に放送した当時は、全国の新規感染者数が1日1000人以下で漸減している状況でしたが、今年は2万人超えで、感染爆発している最悪のタイミングです。番組制作サイドとしてはパラリンピックの"前夜祭"として盛り上がってほしいという狙いもあったのかもしれませんが、完全に当てが外れた。東京五輪ともども、一部でバッシングの対象になってしまいました」(テレビ誌ライター)

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