眞子さまが「小室圭さんの夫人」になる天皇家はこれからどうなるのか

公開日: 更新日:

 こうしてみると、歴代の天皇家は、男子よりも女子の方が生まれる可能性が高い。もしもこれが一夫一婦制だったらとっくの昔に皇位継承は絶えていただろう。だからこそ、明治時代まで正妻以外の女性から生まれた男子にも皇位継承を認め、11の宮家を藩屏として皇位が絶えないように配慮してきたのだ。

 側室を持たなくなったのは大正天皇からである。さいわい大正天皇と貞明皇后の間に4人の男子が誕生して皇室は安定したが、それも一時のことで、100年もしないうちに危機に見舞われている。皇室典範の第1条にある〈皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する〉は、一夫一婦制の下では無理なのだ。

 たとえ悠仁さまに男子が生まれても、いずれ男子に恵まれない可能性もある。他に皇位継承する宮家がいないとなれば、やはり旧宮家を復活させるしかないだろうが、そのとき国民は本当に天皇を敬愛してくれるだろうか。

 眞子さまの結婚は、一時金など皇室とのしがらみを断ち切れば、内親王でも皇室を飛び出すことができる前例を示したようなものだ。佳子さまだって同じ選択をしないとは限らないだろう。天皇家は縮小する一方である。今後、宮内庁は皇位継承という難しいかじ取りを迫られるに違いない。 =つづく

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー