著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

「トップガン・マーヴェリック」人気で国会議員は防衛費増額とか思うのかな

公開日: 更新日:

「その敵地ってどこやねん?」とヤボなことを聞くと、「それを描いたら、そのならず者国家にケンカ売るようなもんですが、雪に覆われた谷山の上を飛んでったから、明らかにロシアです。イランじゃないし、北朝鮮にあんな迎撃戦闘機はないし」と軍事評論家もどきの答え方がおかしかった。「今はマックも逃げたし、ロシアの公開はないな」というと、「当然です、現れた武装ヘリも『ランボー・怒りのアフガン』で見たようなヤツで」と。

 アホ話も聞いた。2019年に公開するつもりだった予告編は、トムが着る革ジャケットの背中の日本と台湾の国旗ワッペンが、中国での検閲を気にして消えていたのだが、22年の本編はしっかり国旗が写ってるそうだ。結局は中国の企業スポンサーに逃げられ、中国で公開しなくなったので画面を復元したのだ。日本のファンも日の丸ワッペンに喜んで、台湾でも国旗ワッペンが映ると歓声が上がったとか。米軍や共産党の喜怒哀楽につき合う気は元からないが、いざとなれば戦争だと軽口をたたく国会議員や武器関連企業の者が見たら、やっぱり防衛費増額だとか思うのかな。キナ臭そうな映画に思えた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元EXILE黒木啓司がLDHを離れたワケ…妻のド派手すぎるセレブ生活が遠因か

  2. 2

    侍J捕手・中村悠平らが“NPBルール改変”を提言 「日本ガラパゴス野球」では勝てない現実

  3. 3

    高市首相の“悪態答弁”にSNSで批判殺到! 共産&れいわの質問に「不貞腐れたガキレベル」の横柄さだった理由

  4. 4

    議員会館でも身体重ね…“不倫男”松本文科相は辞任秒読み! 虚偽答弁疑惑に「コメント控える」連発の卑劣

  5. 5

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  1. 6

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁

  2. 7

    菊池風磨も認めるtimelesz“タイプロバブル” YouTubeなしテレビ主戦場…独自路線の成否

  3. 8

    小祝さくらは当落線上…全米女子オープンを目指す国内組「予選免除」争いの熾烈

  4. 9

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  5. 10

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた