著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

阿部菜々実はアイドルになるべくして生まれてきた「ラストアイドル」のセンター

公開日: 更新日:

 19年に映画「がっこうぐらし!」で主演。昨年10月の衆議院議員選挙では、山形県出身代表としてコロコロチキチキペッパーズのナダルとともに山形県選管の投票啓発CMに起用された。

 パクスプエラも今年7月いっぱいでグループの活動を終了することになり、今後はソロのアイドルとして活動。7月2日には全楽曲を彼女自身が作詞作曲したソロコンサートを開催。ソロになってもずっとアイドルとして活動するという姿勢に、アイドル愛を感じる。

 彼女は、元AKB48総監督の横山由依や乃木坂46キャプテンの秋元真夏にも通じる穏やかな人柄が印象的で、モデル性の高いルックスとのギャップが魅力になっている。

 ラストアイドル時代にタレントパワーランキングのWEBサイトで彼女にインタビューしたことがあるが、素顔の彼女は素朴で、山形県の名所や名物を聞くと、楽しそうに答えてくれた。

 また、「マイペースで、ひとりの時間も好きです」とも話していて、その頃からソロで活動するときっと新しい一面が出るかもしれないという片鱗をうかがわせていた。

 ソロの女性アイドルがいないわけではないが、メジャーな人気者はハロプロ出身の松浦亜弥と真野恵里菜以降、出てきていない。阿部菜々実は、女性ソロアイドルの歴史に久しぶりに新しいページを加える存在として注目される。

(つづく)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃