大ヒット任侠ドラマ「日本統一」の仕掛け人 鈴木祐介氏が開いた新境地と“掟破り”な仕事術

公開日: 更新日:

女性や家族でも楽しんでもえらる娯楽作品にしたかった

 ──居酒屋で膝突き合わせ、飲みにケーションで結束も強めた。

「会議であれ、やはりアナログの、対面が一番だと思ってます。気持ちや考えがダイレクトに伝わりますから」

 ──東映Vシネマを筆頭に、ビデオ映画はオワコンと言われた逆風など、今やどこ吹く風。

「自分たちで、良い作品をつくればいい。(映画やドラマファンの)5%しか見ないようなニッチでもそこの1番になれと、いつも若手を鼓舞しているのですが、自分にもそう言い、頑張るだけです」

 ──良い作品のためにと、ビデオ映画の任侠ものでは掟破りも辞さなかった。

「濡れ場をカットしたことですか? 売りのひとつでしたけれども、ビデオ映画のフォーマットをそのまま踏襲する気はありませんでしたし、必要とも思わなかった。賭博やクスリのネタも扱わず、コアな男性ファンから『ビビってんじゃねえ』と言われましたけど、女性や家族でも楽しんでもらえる娯楽作品にしたかったんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  3. 3

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  4. 4

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 5

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  1. 6

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  2. 7

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  3. 8

    巨人・岡本和真が狙う「30億円」の上積み…侍ジャパン辞退者続出の中で鼻息荒く

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ