渋谷「ラ・ママ」月1ライブが若手芸人を救った理由 ダチョウ倶楽部や爆笑問題も実力磨く

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テレビや賞レースへの望みをつなぐ

 ラ・ママのもう一つの功績は、テレビや賞レースへと望みをつないだ点にある。

 ライブの演出を務める永峰明氏は、新進気鋭の芸人やミュージシャンを紹介する深夜番組「冗談画報」(フジテレビ系.85~88年終了)のディレクターでもあった。そこにライブで目立っていた若手を送り込んだのだ。

 また、90年代中盤からは「ボキャブラ天国」シリーズ(ハウフルス制作/フジテレビ系)のコーナーでラ・ママを盛り上げていた芸人たちが活躍。2000年以降は、「M-1グランプリ」でオードリーが準優勝、錦鯉が優勝するなど賞レースに臨む“調整の場”としても重要な役割を果たした。

 ライブの在り方は、04年に旗揚げされたお笑いライブ制作会社「K-PRO」にも引き継がれている。事務所の垣根を越えたライブを主催し、アルコ&ピース三四郎ランジャタイなど多くの人気芸人を輩出。21年に常設劇場「西新宿ナルゲキ」をオープンすると、ここで新ネタを磨いたウエストランドが昨年のM-1王者となった。

 このように多方面に影響を与えたラ・ママ。今年3月に400回記念を予定しているが、関東芸人の聖地としてまだまだ続くことを願うばかりだ。 

(鈴木旭/お笑い研究家)

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