堀ちえみさんを悩ます“誹謗中傷やめない困った人”の特徴…約1年間に1万6000回の粘着投稿

公開日: 更新日:

「1日平均177回」の粘着投稿

 それにしても今回は、約1年間に約1万6000回という頻度に、ネット上では驚きの声もあがっている。この偏執狂的な粘着ぶりはどこから来るのか。

「自分の価値観からズレているから、とにかく相手がいけ好かない、わかってない相手を正してやろうという歪な正義感からだと思います。そして、無視され続けていると“これだけ言ってもわからないのか”と、相手をねじ伏せようとするあまり、だんだん言葉も過激になってきて、これでもか、これでもかと加速度的に頻度も上がり、エスカレートしてくる。今回の容疑者も、スクリプト(コメントを自動で連投できる機能やソフト)を使わずに投稿していたようなので、そういう精神状態になっていたと思います」(井上氏)

 井上氏によれば、連続でスパムメールを送り、サイバーテロなどにも使用されるスクリプト機能は、今は一般人でもごく簡単に入手できるという。しかし、スクリプトにせよ、手入力にせよ、さらに無職で時間があったのかもしれないが、そこまでして一体何がしたいというのか。

「やはり基本は“承認欲求”だと思います。これでコメント欄が閉鎖にでもなれば、自分の価値観に相手が屈したことになって自分の勝ち。先日のフジテレビの記者会見ではないですが、質問時間に、延々と『お気持ち表明』して、持論を語る記者に通じるメンタリティーで、とにかく相手に自分の意見にわからせたい一心なんです」(井上氏)

 ネット上の誹謗中傷が社会問題化する中、こういう行為をする輩には、誹謗中傷が原因で起こった悲劇などは、全く視野に入っていないというから困りものだ。

  ◇  ◇  ◇

 誹謗中傷を行う当人たちは自身の狂信性に気づいていない。関連記事【もっと読む】大暴走する“旧ジャニオタ”の恐怖…《文春廃刊》《中居ファン》がXでトレンド入り、被害女性への誹謗中傷も…では、手のつけられない勢力に成長してしまった旧ジャニオタの暴走ぶりについて伝えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ